お伊勢さんのご遷宮 その4《やさしい神道シリーズ その4》

「レア」というと、みなさん何を思い浮かべますか?

ステーキのレア、レアチーズケーキのレア、そして、四国土佐のわら焼き鰹のレア。
みんな美味しいですね。その中でも、レアチーズケーキを食べたい今の気分です。

チーズケーキ

 

レアといえば食べ物以外で、レアアース、レアメタルというのもありますね。
自動車やパソコン、スマホなどで使う電子部品に欠かせないものです。

日本企業はその供給を中国にかなり頼っていましたが、代替品の開発や他の国での産出が進められ、その影響で価格が急激に下がり、中国最大手のレアアース生産企業が工場の生産停止を更に1ヵ月延長するというニュースが1週間前に流れました。

また国内では使われなくなったパソコンなどからレアメタルなどを回収する事業も開始され、「都市鉱山」という呼び名も生まれていますね。
資源を再利用する循環型社会が求められている今の状況です。

じつは、神社にも再利用はあります。

 

社殿の木材は再利用されます
内宮 宇治橋の両側に立つこの写真の鳥居も、じつは再利用です。

 

内宮 宇治橋
《 内 宮 宇 治 橋 》

社殿を造るのに使われる(ひのき)は選びぬかれたものですから、20年を経過したのちも充分使用できるものです。

そこで、内宮及び外宮 正殿(しょうでん)の棟持柱(むなもちばしら)は、内宮の宇治橋両側に立つ鳥居に使われます。
・棟持柱は、大黒柱に相当します

その鳥居はさらに、旧東海道 関の追分の鳥居と桑名の旧七里の渡し場の鳥居として使われます。

ですから、正殿の棟持柱は少なくとも60年神宮関係の用途にしっかり使われます。

 

*社殿や鳥居などに使われた檜の材料は、全国の神社でさらに再利用されます。

 

内宮 第一鳥居口御橋と第一鳥居

《内宮 第一鳥居口御橋 この橋を渡ると神域になります》

例えば、平成五(1993)年 北海道南西沖地震により奥尻島 青苗地区が甚大な被害を受けましたが、2年後の平成七年のご遷宮の後、ここの青苗言代主神社の再建に使われました。

また、秋田県の八郎潟という湖を干拓して新しくできた大潟村の神社創建にも使われました。

主に棟持柱を例に述べましたが、このように神宮の御用材は永く使われ、無駄にすることがありません。
「常若(とこわか)」の命を保ちつつも、限りある資源を再利用し有効に使うということを1300年前から続けています。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

次回は、次の日曜日を予定しています。

参考:
伊勢神宮          http://www.isejingu.or.jp
伊勢神宮 式年遷宮公式サイト http://www.sengu.info/index.html

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