伊勢神宮について その2《やさしい神道シリーズ その6》

 

みなさんは「ネマガリタケ」というタケノコをご存じでしょうか。
タケノコというと、全国的には孟宗竹の竹の子を思い浮かべるかと思います。
しかし秋田ではチシマザサ(通称ネマガリタケ)の竹の子が多いです。

ネマガリタケ《チシマザサの若い芽》

 このタケノコは美味しい出汁が出るので吸い物に最適ですし、アルミホイルに包んで焼いても美味しいです。

最近「地産地消」という言葉をよく耳にします。
地域生産 地域消費の略語で、地域で生産されたものをその地域で消費することですが

伊勢神宮では、神様にお供えする神饌(しんせん)は全て自給自足しています。
今でいう地産地消を、古代からおこなっているわけです。

ちなみに伊勢神宮では365日、毎日朝夕の 二回食事が供えられています。
神饌とは、神様にお供えする「食物」のことですが、具体的には御飯、塩、水、お酒、海草、野菜、果物などです。

 

神田

 

秋の稔り

《 神宮の神田の写真は持ち合わせていませんので、うちの近くの収穫前の稲田です 》

神饌のうち一番大切なのがお米です。
伊勢市内に3ヘクタールの神田(しんでん)があり、五十鈴川の水を引いて作られる田んぼで栽培される稲から、伊勢神宮で供えられる全てのお米がまかなわれています。

 

御稲御倉

 《御稲御倉》

御稲御倉(みしねのみくら)は、神宮神田から収穫された稲が納められている倉庫です。
高床式の造りがよく分かると思います。

 

御塩と野菜、果物

 

御塩(みしお)」と呼ばれる塩も、自前で作っています。
五十鈴川河口に入浜式の塩田があり、夏の土用に潮の干満を利用し天日で乾燥させ濃い塩水を作り、それを煮詰めて荒塩にします。
それを更に三角錐の土器に入れ、焼き固めると堅塩(かたしお)になります。
これを小さく砕いて、お供えします。

野菜と果物は、神宮御園(みその)という専用農園で栽培されています。
一年中さまざまな野菜、果物が供給されなければいけないので、完全な計画栽培で、現在30種類の野菜と20種類の果物が栽培されているそうです。

 

アワビ

鰒と鯛 

 

海の幸で、一番大切なものが鰒(あわび)と鯛(たい)です。

は、鳥羽市国崎で採るものに限っていて、2000年にわたり海女さんによる潜水漁法によっています
また、神宮にお供えされる鰒は、年間660キロにおよぶそうです。

は、多くが乾燥させた干鯛(ひだい)として献納されます。
愛知県知多郡に調製所があり、内蔵を取ったあと塩を詰めて漬け置きし、その後天日で乾燥させます。
こちらは年間500尾献納されるそうです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

次回も、もう少し伊勢神宮についてお話ししたいと思います。

参考:
伊勢神宮          http://www.isejingu.or.jp
伊勢神宮 式年遷宮公式サイト http://www.sengu.info/index.html

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