伊勢神宮 別宮 月讀宮

伊勢神宮には、内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)がありますが、内宮の別宮のうちに「月讀宮(つきよみのみや)」があります。

おはようございます、秋田 伊豆山神社の三浦です。

伊勢の地には、内宮、外宮に縁のある別宮、摂社がいくつもありますが
近鉄の宇治山田駅から内宮行きのバスで15分ほどの地に 、月讀宮は鎮座します。

「月讀宮」には、じつは4社祀られています。

月讀宮 手水舎

《 月讀宮 手水舎 》

 

4社の社名と祭神

 

4社の社名とご祭神は次の通りです。
月讀宮(つきよみのみや)          月讀尊(つきよみのみこと)
月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや) 月讀尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)

伊佐奈岐宮(いざなぎのみや) 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊佐奈弥宮(いざなみのみや) 伊弉冉尊(いざなみのみこと)

この4社を総称して「月讀宮」と呼んでいます。
外宮にも月讀尊を祀る別宮があり、前々回にお話しさせていただきましたが、そちらでは「月夜見宮」と表記しています。

 

月讀宮 参道

 《 月讀宮 参道 》

 

ご祭神

 

古事記では、伊佐奈岐命が黄泉(よみ)の国から逃げ帰ってきて禊ぎをした際、左目を洗った時に天照大御神が、右目を洗った時に月夜見尊が生まれたとされています。

伊弉諾尊伊弉冉尊は、天照大御神と月夜見尊の親にあたる神様です。

伊弉諾尊と伊弉冉尊は夫婦の神様であることから、夫婦円満縁結びを願う人達の参拝が多いです。

月讀宮 古木

 《 参道途中の古木 》

 

 *和御魂と荒御魂

 

前々回にお話しさせていただいたことではありますが
伊勢神宮では、和御魂と荒御魂というのをよく聞きます。
和御魂(にぎみたま)とは、柔和で穏やかな徳を備えた神様のことで
荒御魂(あらみたま)とは、荒々しくも活発な徳を備えた神様のことです。

日本は水や緑豊かな自然に囲まれ、食物や住まいに多くの自然の恵みを得ていますが、また台風や日照り、地震、噴火など荒々しい面もあります。

このように、自然は恵みを与えてくれるとともに、畏怖すべきものでもあります。
古代から日本列島に住んでいた人々は、ここに「神」を感得したといえますが
この二面性が、 和御魂と荒御魂という捉え方につながっていると考えられます。

和御魂としての「月讀尊」荒御魂としての「月讀尊荒御魂」が、外宮の別宮月夜見宮では一緒に祀られていますが、ここ月讀宮では別々の社殿に祀られています。

 

月讀宮 社殿

 《 月讀宮の社殿 》

この写真では三つのお宮しか見えませんが、右側にもう一つ社殿があり、四つの社殿が並んで建っています。

複数の神様が祀られることは多々ありますが、伊勢神宮で複数の社殿が並んで建っているのは珍しく、ここ月讀宮と瀧原宮(たきはらのみや)のみです。

 

*別宮 正宮である内宮や外宮のわけみやのことです。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

次回も、木曜日に伊勢神宮関係についてお話ししたいと思います。

参考:
伊勢神宮          http://www.isejingu.or.jp
伊勢神宮 月讀宮紹介ページ  http://www.isejingu.or.jp/naiku/naiku1.htm
伊勢神宮 式年遷宮公式サイト http://www.sengu.info/index.html

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