神社での参拝のしかた

神社にお詣りする際、どうしても形にとらわれてしまいがちですが、基本的作法をふまえたうえで、いかに心を込めるかが大切かと思います。

そこで、ちょっと心に留めておくと、より良き参拝になると思われるポイントを3つに絞りお話ししたいと思います。

 

周囲を海に囲まれ、水と緑豊かな日本、「鎮守の森」は緑豊かな日本で各地それぞれの土地の神様が鎮まりますところで、神社の「社」は「やしろ」とも言い、神様の占有する区域という意味合いがあります。

 

熊野本宮大社 大齋原《熊野本宮大社 大齋原》

その区域に入りお詣りするにあたって、ふだんの日常生活でも訪問する際に礼儀があるように、ちょっと気を配ることによりスムーズに、そしてより良いお詣りができます。

 

 

鳥居の手前で一礼する

 

お詣り

《この写真では、もう鳥居の内に入った状況ですが、真ん中は避けています》

神社にお詣りする際、なにげなく鳥居をくぐって境内に入られる方もいらっしゃるかと思いますが、鳥居から先は聖なる空間です。

よそのお宅を訪問する際に玄関で挨拶をしてから中に入るのと同様に、鳥居手前で一旦立ち止まり、心を穏やかにしてから一礼して鳥居をくぐりたいものです。

その際鳥居の真ん中は避けて、左右どちらかの端に立つと良いです。
真ん中は「正中」(せいちゅう)といって、神様の通り道だからです。
また、ここでの一礼は腰を15度ほど折って会釈をする感覚でなさると良いです。

 

手水は禊ぎの儀式を簡略化したもの

 

手水

《 天然石を使った手水 》

 鳥居をくぐったら、やはり参道の真ん中を避けて左右どちらかを進みます。
そうしますと、やがて「手水舎」(てみずや)があります。

神様に近づくのに、本来であれば禊ぎ(みそぎ)をし清めてから参拝するのですが、ふだんのお詣りに際し全身を清めるわけにもいきませんので、禊ぎの儀式を簡略化したのが手水です。

手水にも作法があります。
1. 手水舎の前で軽く一礼する
2. 右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、左手を清める
3. 柄杓を左手に持ち替え、右手を清める
4. 再度右手で柄杓を持ち、左手に少量水をため、それを口に含んですすぎ清める
5. 柄杓を立てにし、残した水で柄杓の柄を洗い清める
6. 手水舎の前で軽く一礼し、社殿の方に進む

 

 

 鈴を鳴らし、二拝二拍手一拝で拝礼する

 

参拝

 

社殿の前まで進みましたら、拝礼するわけですが、やはり作法があります。

1. 社殿の前で一礼します
2. 賽銭箱があり、お賽銭を入れる場合には、まず先にお賽銭を入れます
3. 鈴を鳴らす
4. 二拝二拍手一拝をする
5. 一礼してから退く

鈴を鳴らすのはなぜかというと、穏やかな気持ちにするとともに、鈴の音色で自分自身を清めるという意味合いもあります。
手水は神様の前に進むに際しての清めで、鈴の音色での清めは祓い清め意味合いです。
そこで、鈴を鳴らす際は無心で鳴らすと良いかと思います。

二拝の “拝” は90度腰を曲げるという意味があります。
ですので、90度で二回腰を曲げてから、二回手を打ち、そしてもう一度90度腰を曲げ頭を下げる拝礼の仕方が、「 二拝二拍手一拝」です。

願い事や誓う事柄がある場合は、拍手をした後にするとよいかと思います。
願い事はせず、ただひたすら感謝の念を込めて拝礼されることもお薦めです。

足腰に痛みなどがある場合には、必ずしも90度ではなく、もう少し浅い角度でも結構です。

神様へのお供えは、もともとはその土地で採れる海の幸や山の幸など海産物や農産物でした。
やがて貨幣が広くゆきわたるようになり、お金でお供えするようになったのが ”お賽銭” です。

 

参拝がすみましたら、来た時と同じように参道の真ん中を避け、左右どちらかを鳥居までもどり、鳥居を出た所で境内を振り返り一礼します。
これで参拝修了です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

では、また次回お会いいたしましょう。

 

参考:参拝の仕方について、動画つきで説明しているサイトがありますので、ご紹介させていただきます。
神社本庁で、手水の作法、拝礼の作法、玉串拝礼の作法について説明しています。

神社本庁 「お参りのいろは」 http://www.jinjahoncho.or.jp/iroha/omairi/index8.html

伊豆山神社
http ://www.izu.or.jp

伊豆山の四季
http://izusanfours.blogspot.jp

 

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