伊勢神宮の神楽について《やさしい神道シリーズ その9》

「神楽」というと、みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。

九州は高千穂で行われている夜神楽、岩手県で行われている獅子頭を使った山伏神楽などいろいろな形態を思い浮かべられるかと思います。

今回は、伊勢神宮の「神楽」についてお話しさせていただきます。

 

皇大神宮神楽殿 御神楽

《雅楽が奏でられるなか御神札と神饌が供えられます》
copyright  神宮司庁 (c)jingu-shicho〔転載不可〕

 

辞書をひも解きますと、神楽とは「神様に奉納する神事芸能」と書かれています。

また、神楽の古い形態は鎮魂(たましずめ)、魂振(たまふり)に伴う神遊びであったといわれています。

伊勢神宮にも「神楽」があり、内宮、外宮それぞれに神楽殿があります。

江戸時代には、伊勢神宮へ参拝に行き「大々神楽」をあげることは、一生に一度の夢だったといいます。

 

伊勢神宮 内宮 神楽殿

《 内宮 神楽殿 》

 

伊勢神宮の「神楽」

 

 伊勢神宮の御祈祷には、「御饌(みけ)」と「神楽(かぐら)」があります。

伊勢神宮の「神楽」は、

始めにお祓いをし、雅楽が奏でられるなか御神札と神饌(しんせん)が供えられます。

次に、神職が願主の願い事を神様に述べます。

次に、巫女による「倭舞」(やまとまい)が楽師の演奏にあわせ舞われます。

 

倭 舞

 

倭舞(やまとまい)

《 倭 舞(やまとまい) 》
copyright  神宮司庁 (c)jingu-shicho〔転載不可〕

 

そして次に、男性の神職により「人長舞」(にんちょうまい)が舞われます。

 人長舞

 

人長舞(にんちょうまい)

《 人長舞(にんちょうまい)》
copyright  神宮司庁 (c)jingu-shicho〔転載不可〕

 

そののち、雅楽が演奏されるなか、御神札と神饌が下げられ修了です。

 

*まとめ

現在の伊勢神宮における「神楽」は雅楽や舞いを伴ったご祈祷で、神職が願い事を述べたのち倭舞や人長舞が神様に奉納されるという次第です。

この「神楽」は、内宮、外宮の神楽殿において、どなたでも玉串料を添えて申し込むことができます。

願い事は、健康や仕事のこと、結婚や安産のことなど通常の事柄をなされて宜しいです。

ちなみに、修了後は御神札(おふだ)と神饌(おそなえ)が渡されます。

今年は20年に一度の式年遷宮の年でもあり、伊勢神宮に参拝された折には、神楽殿で「神楽」をあげられてみてはいかがでしょうか。

ちなみに「御饌」(みけ)とは舞の奉納を伴わない一般的な御祈祷で、御饌殿で行われます。

詳しくは、下記のリンクから案内をご覧ください

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

参考:
伊勢神宮          http://www.isejingu.or.jp
伊勢神宮 神楽殿のご案内   http://www.isejingu.or.jp/kaguraden/
伊勢神宮 式年遷宮公式サイト http://www.sengu.info/index.html

注釈:
「神楽」の写真3枚は、伊勢神宮の神宮司庁が版権を有しますので、許可なく転載、複製等いたしますと著作権の侵害となりますのでご注意ください。

*なお、この記事は今年1月に投稿したものを再編集しています。

伊豆山神社  http ://www.izu.or.jp

伊豆山の四季 http://izusanfours.blogspot.jp

 

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