川を渡る梵天 《伊豆山神社の神事 その1》

「小正月」という言葉は皆さんご存知だと思います。

月の満ち欠けを日付の基準にした旧暦では、一年の最初の満月の日、旧暦1月15日が正月でした。
明治時代になっていわゆる新暦が採用されてから、新暦1月1日が一年の始まり元旦とされ、この日を大正月、1月15日が小正月と呼ばれるようになりました。

秋田県では、旧暦の小正月つまり新暦の2月中旬にいわゆる「小正月行事」が各地で多く行われています。

当地花館でも「梵天奉納祭」が、2月11日に行われます。

 

梵天とは

 

一の鳥居での梵天

 《 第一の鳥居を通る梵天 》

「梵天(ぼんでん)」とは、一言でいうと大きな「御幣(ごへい)」です。
御幣とは、神前に奉献するために紙または布帛(ふはく)を串に取り付けたものです。

「幣」という漢字は財物を献ずる意味合いがあります。
また、御幣を「ミテグラ」と捉えると神霊の依り代を意味します。

当地では、家内安全町内安全五穀豊穣商売繁盛を願い、各町内、事業所を出発した梵天は、町内を練り歩いたのち第一の鳥居を通り、雄物川を舟で渡って対岸の伊豆山山頂に鎮座する伊豆山神社に奉納されます。

 

川を渡る梵天  

渡し舟で雄物川を渡る梵天

《 渡し舟で雄物川を渡る梵天 》

花館の住宅地と神社のある伊豆山のあいだには雄物川という川があり、40年ほど前までは渡し舟が行き来していました。

上流に橋ができてからも、梵天だけは舟で対岸に渡っています。

川面に映る彩り豊かな光景をカメラに収めようと、写真愛好家の人達が40〜50年前から多く来られます。

 

伊豆山中腹を登る梵天 

伊豆山中腹を登る梵天

  《 伊豆山中腹を登る梵天 》

舟で川を渡ったのちは、伊豆山登山口にある第二の鳥居をくぐり抜け、標高200mの伊豆山山頂にある本宮を目指します。
標高は特別高くないものの、急な坂道が続きます。

伊豆山神社本宮に梵天を納める

梵天を本宮に納める

《 伊豆山神社に納める梵天 》

 山頂に着きしだい、梵天唄を唄い、願いを込めながら梵天を神社内に納めます。

なかなか書き込むことができず、3週間ぶりのブログ投稿になりましたが
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
明日、今年の梵天奉納祭がありますので、その様子をまた投稿したいと思います。

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