信州 戸隠を訪ねて その2 戸隠神社 奥社と九頭龍社

 

前回、長野県の戸隠に鎮座する「戸隠神社」の「奥社」に至る参道入口から社殿に着くまでを紹介させていただきましたが、今回は奥社と九頭龍社についてです。

 

 

戸 隠 神 社(とがくし じんじゃ)

   奥 社 (おくしゃ)

 

戸隠神社 戸隠山と奥社

《 戸 隠 山 と 奥 社 》

背景に見える山は戸隠山です。

その麓に、抱かれるように奥社が鎮座します。

参拝したのは5月ですが、標高の高い所に位置するためか、このように眩い新緑の中でした。

 

戸隠神社 奥社 鳥居と社殿

 《 奥 社 鳥 居と社 殿  》

手水舎で手水を使い、石段を上がると鳥居が立ち、奥社の社殿が建ちます。

 

 

戸隠神社 奥社 社殿

《 奥 社 社 殿 》

冬の雪から守るためか、がっしりした低層の造りです。

右側に石垣が見えますが、これも、かなり積もると思われる雪から社殿を守るためと思われます。

 


 

縦帯戸隠神社 奥社について

 

戸隠神社は、戸隠山の麓に鎮座する奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなりますが、そのうちの奥社には「天手力雄命(あめのたぢからお の みこと)」をお祀りします。

遠い神世の昔、天照大神が「天の岩屋」に籠もられた際、天手力雄命が「天の岩戸」を投げ飛ばし、その岩戸が飛来して、今の姿になったといわれる戸隠山の麓に天手力雄命を奉斎したことが奥社の始まりです。

開運、心願成就のご利益があると、多くの人が参拝されます。

ちなみに、戸隠山は400万年前から270万年前頃の新第三紀の海底火山由来の火成岩が、その後隆起して山体を形づくり、古い岩質のため脆く崩れやすく、登山上級者向けの山とされているそうです。

その山の中腹に、修験者が使用した「戸隠三十三窟」と総称される洞窟や岩屋があり、「般若窟」「龍窟」などの名称も残っているそうですが、今は道も定かでなく、辿り着くのは容易でないそうです。
なお、三十三窟とは言われるものの、実際には50カ所近い霊窟と修行窟があるそうです。

 


 

 

戸隠神社 九頭龍社

《 九 頭 龍 社 》


 

縦帯戸隠神社 九頭龍社について

 

奥社の一段下の場所に、「九頭龍社(くずりゅうしゃ)」が鎮座します。

いつごろの鎮座かは不明だそうですが、天手力雄命が奉斎される以前から、ここの土地の神さまとして奉斎され、古来より水の神、雨乞いの神として崇敬されてきたそうです。

ご祭神は、九頭龍大神(くずりゅう の おおかみ)です。

 


 

戸隠神社 奥社 沢水

《 沢の小さな滝 》

奥社、九頭龍社が鎮座する地の谷間を沢水が流れ、小さいですが滝となっているところもあります。

 

戸隠神社 奥社 沢

《 沢 の 水 の 流 れ 》

上の写真の沢水が、やがてこのような流れとなり、参道の横を下っていきます。

 

戸隠神社 奥社 巨岩

 《 参 道 脇 の 巨 岩 》

参道が石段になったあたりの横に、このような巨岩もあります。
その昔、修験者が修行の場としたのか、小さな石仏が置かれています。

 

戸隠神社 奥社 飯綱大明神

 《 飯 縄 大 明 神 》

同じく石段途中の横に、飯縄(綱)大明神と書かれた標柱が立ち、飯縄権現を祀る社があります。

飯縄権現(いづなごんげん、いいづなごんげん)とは、戸隠から東南東約10kmに位置する飯縄山(飯綱山)に対する山岳信仰が発祥と考えられる神仏習合の神さまです。

 

戸隠神社 奥社 道場跡

 《 講 堂 跡 》

往古、修験者達が修行をした講堂があったところで、今は礎石のみですが、きれいに手入れされています。

 

戸隠神社 奥社講堂跡の二本杉

 《 講 堂 跡 の 二 本 杉 》

講堂跡の横には、このような二本杉が立ちます。

往時、修行する修験者達を見守りつつ、一緒に成長してきたことと思います。

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回も、信州の戸隠神社を紹介させていただきます。

 

(平成27年5月19〜20日 参拝)

*参考

戸隠神社 長野県長野市戸隠

http://www.togakushi-jinja.jp

交通アクセス
電車、バス
JR北陸新幹線 長野駅 下車
アルピコ交通 バス 戸隠キャンプ場行きで1時間 奥社へは「奥社入口」下車
「戸隠高原フリーきっぷ」が便利です
http://www.alpico.co.jp/access/nagano/

 

 

*注記

神社名、ご祭神名などは、当神社さんの表記を優先させていただいています。


 

電子書籍『おとなの神社旅』 刊行しました。

 

電子書籍「おとなの神社旅」

 

こちらで購入できます。

http://www.amazon.co.jp/dp/B00XNMKW28

スマートフォンやタブレットに本書を入れ、神社に出かけてみませんか。
そこで、近くの美味しいお店を探すなど ”モバイル・ブック” として活用してください。
悠久の時が積み重なる神社神域と、先人の知恵がこもった食や温泉を楽しみましょう。

[`evernote` not found]

カテゴリー: 神社を旅する   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク